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時々クラッシックを聴きに出かける。今回はクリスチァン・ツイメルマンのピアノである。今年はショパン生誕200年とのことでショパン作品が演奏されることが多い。ポーランドの作曲家で「英雄ポロネーズ」や「舟歌」「幻想曲」など皆様もご存じの曲も沢山あることと思います。ツイメルマンはポーランド出身のピアニストで18歳の時にショパンコンクールで優勝し、素晴らし経歴の持ち主であり、独特のオーラがあるピアニストであります・・ということでツイメルマンのショパンは楽しみであった
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私のクラッシック鑑賞は精緻な耳を持って聴き入るというものではなく、全体の雰囲気を楽しむ程度、音質やテクニックを云々するものではありません。しかしながらコンサートで良い音楽に直接触れるということはとてもすばらしいものであり、演奏家の気持ちが直に体に伝わってくる楽しみがあります。今回のツイメルマンの演奏も実にすばらしいものでした。ツイメルマンは完璧主義者ということで演奏会場へ自らのピアノをその都度運んで演奏するというこだわりがあるそうです。大の親日派で日本での演奏会の為に日本での住まいあるとのこと、それだけ自分の演奏会へのこだわりがあるのでしょう・・。レコーディングよりも演奏会を大事にするピアニストの一人のようです。
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前半のノクターン第5番、ピアノソナタ第2番「葬送」、スケルツォ第2番で休憩・・休憩時間にロビーで一息つくと結構知人とすれ違う事がありますが、今回は誰にも会いませんでした。ワインを1杯飲んで後半へ・・。ピアノソナタ第3番、舟歌とすばらしい演奏の続きを堪能致しました。最後はブラボーと拍手とstanding ovationで演奏会は終了・・ 演奏そのものを評論するような聴く力はありませんので評論は専門家にお任せするとして、6月のサントリーホールでの素敵な一晩でした。