院長のひとりごと

ちゃんこ

高等学校同級生相撲好きのグループがある。両国で行われる毎場所に相撲観戦をします。グループなので升席かと思いますが、窮屈で座り心地が悪いと2階席に陣取り観戦をします。5月の夏場所も当然相撲観戦であります。応援後は両国でちゃんこで一杯ということになります。既に観戦しながら御酒が入っており、良い気持ちのまま、ちゃんこに突入です。ちゃんこは友人の伝手で「ちゃんこ両国」という大島部屋元力士、旭道山の店です。今回は10名ほどで伺いました。

そっぷ です 鶏ガラ塩味のちゃんこです

ちゃんこは「そっぷ」鶏肉の塩味・「キムチ」・「味噌」・「カレー」などなど十数種類があります。ここはまず基本の「そっぷ」を頂く、「キムチ」もお願いし、鍋が3つ並んだ。鍋の前に刺身や茶わん蒸し、鱧の天ぷらなど前菜がいくつか並ぶ。ビールも進み既におなかは膨らんでいます。10名にちゃんこ鍋が3つではありますが結構の量でした。さて、鍋は鍋奉行の元旭道山関が登場です。一人ひとりと握手をして頂きましたが、手の大きさにびっくり。しっかりと握ると掌の大きさに圧倒されました。現役を退いて久しいが、入門時はなんと178㎝、58Kgの体系であったそうで、入門時の体格検査に何とか滑り込み、そこからは修行と仰っておりました。最近の力士は大学の相撲部からの転身などが多く、修行といるよりは練習の感覚なのだそうです。昔と今の相撲部屋と関取の違いをひとしきり伺いながら鍋の料理が進んできた。

元旭道山親方 鍋奉行です
現役時代はもっと大きな鍋でちゃんこを囲んだそうです

煮立つ前に火を細くすると、親方は火を全開にしてぐつぐつと煮込んでいきました。そうした方が野菜がくたくたになり沢山頂けるとの説明です。食感よりも沢山頂けることの方が良いようです。しかしながら味は絶品です。部屋にいる時はちゃんこ番が何人かおり、更にちゃんこ班長、ちゃんこ長がおり味や材料を吟味して作っていいたとの事、失敗して味が悪かったりするとやり直し、連帯責任なのだそうです。そんなことも修行の一部だったそうです。 

現役時代は182㎝体重100Kg超であったそうで。体系を維持するためにもちゃんこは重要であったようです。 

次回秋場所のあとのちゃんこが楽しみである。 

ちゃんこ両国 予約制だそうです
吉良亭の近くです  忠臣蔵 吉良亭の討ち入りの場所
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