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馬と言っても競馬の話ではない。最近酒席で馬に関する話しが続いたので一寸一言・・・。
その一:北京オリンピックで日本の馬術は残念ながら入賞することはできなかった。馬術なる競技もなんだか身近には感じられないと思っていました。しかしながら結構話をしてみると高校時代から馬術部であったなどという人が結構周りにいたのでありました。
北京オリンピックで何かと話題に上っていたHさんは私の高校の大先輩であります。ひょんな事から私のクリニックで、毎年ドイツから帰国した際に検診をされておりました。そのHさんが馬術でオリンピックに・・・これもすごいと思っておりましたところ、ある日新聞に馬に興味を持ったきっかけを語っておられました。中学一年の時に軽井沢での山上学校(武蔵高校は中高一貫なので中学一年の時に140人程の生徒全員で軽井沢の寮で数日間過ごすのです・・)で初めて馬に乗せてもらい、その時の印象がとても強く、馬に惹かれ、その後乗馬を教わりに行くきっかけとなり、高校では馬術部に属していたとのことでした。私も中学一年に同じ軽井沢の青山寮で過ごしたのでありますが馬に乗せてもらった記憶はありませんでした。しかし同じ経験をしても馬に興味は持てなかったと思います・・あまりにも平凡な普通の少年でしたから・・。
その二:先日ゴルフクラブの知人と夕食をともにした際に奥様がやはり最近まで乗馬をされておられたとのお話し、小学校から慶応で高校は馬術部であったそうです。馬の世話はとても楽しいものであるがそれなりに大変で、馬にもマッサージが必用なこともあるそうで、競技の後や疲れているなと思ったときにはマッサージなどを頼んだりするそうです。もちろん人間様よりはお高いとのことでした。騎手が疲れたらどうするのかな?
高校時代に馬術部で馬に乗るなどと言うのはやはり東京の極限られた学校にしかないのではと思うのですが、私の恩師の隅越先生も慶応普通部時代の乗馬の話を良くしておられました。・・といっても戦争中のこと。三島で合宿をし、陸軍の軍馬を借りて練習をしたというような話でありましたが・・。一寸古いですかね・・。
私の出た武蔵高校も、私立の旧制七年生高等学校の一つであり、武蔵・成蹊・成城・学習院と同じ旧制七年生高等学校で時々定期的なスポーツ交流がありました。それらの学校は皆広い敷地と緑豊かなキャンパスでした。言われてみると成城には確かに馬場がありましたな・・。小田急線からちらっと見えた記憶があります。
その三:やはり馬に関する事ですが、装釘師というお仕事の話を伺ったことがあります。その方の奥様とお近づきになり(危ない話ではありません・・誤解無きよう)一度フレンチをご一緒致しました。奥様はテレビ局にお勤めでご主人は一寸年下でした。お仕事のことを訪ねると装釘師というお仕事とのこと・・。蹄鉄を馬の足に装着するそうなのですが、結構きちんと合わないと感染を起こしたり足の故障の原因になるのだそうです。競走馬ではなく乗馬の馬の装釘を専門にクチコミでお仕事を広げておられるとおっしゃっていました。職人気質、きっちりとお仕事されている雰囲気がとても強く伝わって来るお話しぶりでした。馬の流れるような動きに魅せられて仕事を始めたとのことでした。とても評判が良くあちらこちらから声が掛かるそうです。ご興味有るかたはご連絡ください。ご紹介致しましょう。とても仲の良いご夫婦で1~2年に一度フランス。スイスなどゴルビジェノの建築を見に行ったり、おいしいものを食べにいったりと優雅な夏休みを過ごされているようです。
馬の話でした。私の小さな院長室にはイタリアの彫刻家マリオ・マリーノの馬のリトグラフが掛かっております。開業祝いに友人から頂いたものです。「うま」くいくようにと・・・・
果たして「うま」くいっているのやら・・?