コロナで暮れ、コロナで明けるという年が続いております。2023兎年はコロナを忘れて一気に飛躍できる年にしたいですね。今年の年末年始は自宅で家族と過ごす事になりました。我が家に家族が集まり、年始の挨拶から始まりましたが、初詣は近くの公園内の厳島神社にお参りをし、家の近くを散歩してという年始でした。皆様如何お過ごしでしたでしょうか?

さて、正月も明けて世の中が動き出した頃に京都に行く機会がありました。年始の京都は久しぶりでしたが平日の午後に京都に入りました。外国人の観光客が増えてはいるようでしたが、以前のような中国系の観光客でごった返すということはありませんでした。

ちょうど京都戎神社十日戎の日に当たりましたので、夕食後歩いて戎神社に向かいました。道の両側は屋台が並び、お参りの後に、福笹を買って帰る人の波に出会う事になりました。そういう私も商売繁盛の神様である戎様にお参りをし、クリニックの商売繁盛というのはちょっと微妙な意味合いですが、ここは一つ舞妓さんからの手渡しの笹を求める気持ちの方が勝り、商売繁盛を願って買い求めることに致しました。笹にはいろいろな縁起物を飾るとのことで願い事にあった縁起物を買い求め笹に結びつけました。

さて、翌日は時間が空いたのでちょっと観光と致しました。平日の早い時間であったのでいつもはなかなか足を向けることのない清水寺に行ってみました。以前ほどではないですが、外国人観光客と修学旅行生が多く見られましたが、ラッシュアワーのような混雑ではなく、比較的ゆっくりと拝観する事ができました。

その後、一度覗いてみたいと思っていた「あじき路地」に行ってみることに致しました。以前テレビで紹介されていたのですが、古い京都の町屋長屋に若い人達が工房やアトリエを作り移り住んだり、店を開いたりしているところです。なかなか分かりにくい所ではありましたが、路地はひっそりとした感じのところで、多くはアトリエなどの工房が主で中を拝見するというような感じではありませんでした。一件「喫茶文六」という店を見つけ、そこにお邪魔致しました。中に入るとMarantzのターンテーブルとDenonのブックシェルフのスピーカから、エラフィッツジェラルドとルイアームストロングのレコードが掛かっており、昼下がりの古い長屋でのコーヒーを飲みながらジャズのレコードでホッと一息の時間ではありました。

今回の京都は十日戎のお参りと町屋長屋の小さな喫茶店でのジャズとコーヒーが印象に残る旅となりました。

次の京都行きはいつになるかわかりませんが、行くたびに心落ち着く京都に年数回は京都訪問を訪れたいと思います。