先日ブルガリアの現代芸術に触れる機会がありました。軽井沢の脇田美術館で行われた「東欧の潮流 ブルガリアの文化と芸術」という催しであります。ブルガリアがEUの議長国となった記念に行われる催しでもあるそうです。ブルガリアの知識は殆どなく、思い浮かぶのはヨーグルトぐらいのものです。そのブルガリアの文化と芸術・・?種を明かせば主催者側の方を存じ上げており、勧められるままにお伺いすることとしたということです。土曜の午後新幹線で軽井沢へ向かいました。当日は生憎の雨で6月梅雨時とはいえ少し肌寒い気候でありました。脇田美術館の脇田和氏・ご子息脇田愛二郎氏は生前ご厚誼を頂いていたこともあり脇田美術館は久し振りではありますが懐かしい居心地の良い場所であります。入館し2階の展示スペースへ向かうと大きな紙製の垂れ幕のような作品や彫刻などが展示されています。ダニエラ・トドロバ、トドル・トドロフ氏の作品であります。どちらの方が作者であるかちょっとわかりかねましたがブルガリアの方が何人かお見えになっており、いかにも芸術家とおもわれる様子のかたが作者であろうと推察されました。このイベントは比較的長時間の開催で期間中建築家のレクチャーなどが行われたりするそうで、ブルガリアの文化芸術と日本の文化交流のための催しでありました。
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展示室に下がっていた垂れ幕には象形文字のようなものが描かれておりました。ブルガリアはキリル文字の発祥の地とのこと、ロシア語の文字で実はブルガリアが発祥の地だそうです。知らなかった・・・。また日本と共通するところは温泉が沢山あり四季があること・・とても風光明媚なところのようです。 彫刻やブルガリアを紹介する写真などが展示されており一通り拝見した後、駐日ブルガリア大使がお見えになりご挨拶、軽井沢町長やその他ご来賓のご挨拶の後乾杯となりました。ブルガリアの家庭料理も振る舞われ、定番のヨーグルトを使った料理やバラの花のジャム、ブルガリアワインが振る舞われました。シャルドネはやや深みに欠ける感じ、赤はマグリットという葡萄の種類だそうですが、こちらも軽いスッキリした赤という印象でした。ブルガリアワインもとても歴史が古いということでした。好みに合うかどうかは一度お試し頂くと良いかもしれません。東京にも本格的なブルガリア料理を頂けるレストランが銀座にあるようです。ヨーグルトなどの醗酵食品を頂くのも日本と似ているのかもしれません。
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一度行ってみようと思います。 いつものように花より団子、芸術よりアルコールの一日でした。 初夏の軽井沢の美術館のお話しでした・・・。
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