実際に粘膜に炎症やポリープ・がんなどの器質的な異常があるかを評価することが治療方針を決める上で非常に重要です。胃カメラや大腸カメラなどの検査で実際に粘膜を観察して評価を行います。
過敏性腸症候群のような「腸の機能」の問題であれば基本的には粘膜は正常です。逆に炎症性腸疾患のような病気があれば特徴的な粘膜の炎症がみられます。
便通が不安定な時に必要な検査・治療|過敏性腸症候群など|恵比寿駅近 東肛門科胃腸科クリニック
便通が不安定な方へ
下痢や便秘が続く、もしくは両者を繰り返す時などは過敏性腸症候群や炎症性腸疾患、大腸がんなどの可能性があります。
よくある原因
胃腸疾患
過敏性腸症候群
大腸の機能的な問題である過敏性腸症候群はストレスや環境の変化などをきっかけに下痢を繰り返す・便秘になる・下痢と便秘を行ったり来たりするなどの症状を呈します。 もともと胃や腸は脳腸相関と言って、ストレスや環境の変化などに影響を受けやすい臓器です。 腸の粘膜などに炎症などの器質的な変化があるわけではなく、動きによって上記のような症状が出ます。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
腸に慢性的に炎症を起こす原因不明の病気です。 潰瘍性大腸炎は基本的には大腸に炎症が起こり、粘液や血液の混ざる便が頻回に出ることが多いです。 クローン病は大腸のみならず、胃腸全体に炎症を起こす可能性があり、便通が不安定になったり、腹痛を伴うことがあります。
必ずしも下痢が増えるわけではなく、便秘傾向になることもあります。
大腸がん
進行した大腸がんなどでは急に下痢と出血を繰り返したり、便秘がちになることがあります。 早期の場合は便通の症状はほとんどないこともあるので注意が必要です。
その他の胃腸疾患
大腸憩室症や、感染性腸炎後に症状が遷延することで、便通が不安定になることもあります。
当院での診療
内視鏡検査[胃カメラ・大腸カメラ]
治療について
過敏性腸症候群
整腸剤等の内服や、腸の機能を調節する薬などを主体に治療を行います。漢方などを併用することもあります。
胃腸薬で環境に乏しい場合は精神的な緊張をとるような内服を併用することで症状が改善することもあります。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)
症状によって治療は変わります。軽症の場合は定期的に通院して頂き、飲み薬での治療などが可能です。中等症から重症の場合は提携している専門医療機関での治療をおすすめします。 状況によっては手術が必要になることもあります。
大腸がん
大腸がんが見つかった場合は速やかに提携している病院等での治療をご案内させて頂きます。
その他の疾患
感染性胃腸炎後の症状が遷延している場合は保存的に改善することがほとんどです。