先日ブルゴーニュワインの騎士団の総会が綱町の三井倶楽部で行われた。三井倶楽部は日本のフランス料理の聖地といわれるところで東京オリンピックが開かれる前、帝国ホテル以外東京に大きなホテルが無かった時代(ホテルオークラ(1962年開業)・ホテルニューオータニ(1964年開業)など)には格式あるフランス料理の宴席は三井倶楽部で行われていたそうです。ここから輩出されたシェフは名だたる方々ばかりで其のお料理も想像するに格式あるものであったと思います。中庭はとてもすばらしく手入れされており緑のきれいな芝と噴水など西洋式の庭園と由緒ある建物がとてもすばらしいもので、地下のワインセラーも貴重なワインが収蔵されているそうです。(残念ながら拝見できませんでしたが・・)
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ブルゴーニュワインの騎士団総会はCrémantから始まり白はPernand-Verglesse 1er Cru,赤はCorton Grand Cru,Volnay Cros des Chénes 1er Cruの全てマグナムボトルで供されそれはなかなかのものでした。当日の出席者はシュヴァリエ申請のゲストを含め150名ほどでしたが沢山のマグナムボトルを準備するのは大変であったと思います。
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さて、この会は私がお誘いを受け、シュバリエとなることが出来たきっかけを作って下さった長老の会員の方曰く、旦那衆の飲み会ですとのこと・・なるほど、ワイン大好きの、殊にブルゴーニュワイン大好きの方々が楽しい会話を楽しみながらすばらしいワインも頂くという会ではありました。 磯村会長の三井倶楽部にまつわる話から時局のBrexitの話まで会の始まりのスピーチとしてはなかなか興味深いものでした。France大好きの磯村会長はこれからはイギリスを除いた(イギリスはアングロサクソンですからねと・・)純粋のEUが発展していくだろうとの見解を述べておりましたが、ゲストの中にイギリスのpublic school Eton校出身の方がおられてちょっと苦笑いではありました。 さて、楽しいいおしゃべりとワインで時間の経つのも忘れてしまいましたが、会の途中にBan Bourguignon(バン・ブルギニオン)という合いの手が時々入ります。これは両手のひらを丸くふくらませ、目の高さ辺りでくるくると回しながらラー・ラー・ラー・ラー・ララララレールと歌うもので楽しいとき、お祝い気分が高まったときに出てくるもので会全体が一つになり和むものです。そんな宴も終わりに近づき我々のテーブルでもBan Bourguignonから手拍子の話になり関東の一本締め、一丁締めと関西のゆったりとした大阪締めの話になり、御長老の方は歌舞伎役者の岩井半四郎さんから教わったという関西の一本締めのほうが場を締めるには良いというご意見でした。 こんな具合です・・・打〜ちまひょ(パン・パン) も一ツせ(パン・パン)いおうて(祝うて)三度(パパン・パン)という、ゆったりとした感じのものです。中締めにするにはどちらが宜しいでしょうか?夏の納涼会もそろそろ行われる頃ですが、中締めにはどちらが宜しいか皆様の好みで選んでみては如何でしょうか・・
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