最近知人の訃報が飛び込んでくる・・驚きの事が多い
この1〜2年ほど訃報の知らせが多くなったような気がする。私自身の年齢の為だろうか・・・。昨年は高等学校時代の恩師が鬼籍に入られた。中学校一年の時の担任の英語科Y先生である。その後高等学校3年の時にも同じY先生が担任であった。できの悪い私のことを見放すことはなく、黙って見守って送れていた。何年かの浪人の後医学部に合格し、その後医者になりそれなりの人生を送ってきたが、同級の数人が集まって年始に恩師のY先生の所に挨拶に行くようになった。手持ちで食べ物アルコールを持ち込んでは楽しい昔話に花が咲いたものであった。
母校の校長も勤められ退職した後に教え後達と話をするのが楽しみである仰っていた。晩年は体調を崩され入退院を繰り返されておられたが入院先にも見舞いに伺った。ご丁寧にお見舞いのお礼のはがきを頂いたりもしました。
今朝は新聞の訃報欄に中国文学・文筆家のT先生が載っていた。T先生は高等学校時代に漢文を教わった。当時は東大の大学院に在籍されていたころで非常勤で漢文の授業を受け持たれていた。その後何年も経ってどういう縁か、私のところを受診され、おしりの悩みを相談された。その時のことが「お言葉ですが・・ 芭蕉のガールフレンド」(文春文庫)の中に出て来るのである。東クリニックを受診したら、先生と声を掛けられたら高校時代の教え子であった云々と・・
とてもおもしろいユニークな先生でもあった。「本が好き、悪口言うのはもっと好き」も楽しいエッセイであった。また中国の歴史観も独特の物があり「中国の大盗賊・完全版」はなるほど中国人はだからこうなんだと納得することばかりである。「漢字と日本人」日本独特の漢字のはなしも楽しく読ませて頂いた。
毎日の新聞の訃報欄はかならず目を通すことにしているが、患者さんとして出会った方の名前も見つけることがあり、感慨深いものがある。
私は新聞の訃報欄に載ることはないであろうが・・  合掌!