読書
コロナ禍のなか、1月からの緊急事態宣言がされに延長となり、帰宅時間には既に飲食店も酒類の提供は7時まで、ラストオーダー7時半では帰りに一寸一息とも行かず、我が家に帰り着くのが早いこと早いこと・・・
と言う訳で読書の続きがあります。
「スマホ脳」アンデシュ・ハンセンというスエーデン人の精神科医の記したものです。「ファクトフルネス」もスエーデン人の公衆衛生医師のハンス・ロスリングの記した物で何故か北欧からの発進が多いですね。「スマホ脳」は如何にスマホが人間の脳に与える影響が強いか、そして悪影響を与えているかという事を色々な実験から示して、スマホに依存している現代社会の人々に警鐘を唱えている内容です。人間の長い進化の歴史から体型・体格・行動の変化が長い時間を経て変化してきたかということを示しながら、脳の活動が変化に追いついておらずスマホ依存になってしまっている現代人の行動に警鐘を鳴らしています。スマホはその情報に振り回されてしまうような状況を作り出す要素が沢山詰まっているものであり、そこからあふれ出る情報もネガティブの感情がポジティブな情報に勝るような物ばかりなのでスマホを使わずともそばに置いているだけで集中力が低下してしまうということを切々と脳科学的側面からも述べています。この辺りは最近マスコミによく登場する日本の女性脳科学者中野信子の本にも脳科学的側面から分析した人間の行動パターンとも同じ記述があり興味深い物があります。
ストレスはHPA系(視床下部・下垂体・副腎系)と言われるシステムを介して下垂体から副腎のコルチゾールというストレスホルモン・副腎皮質ホルモンを分泌する。その結果個体は「逃走か・闘争か」判断して次の行動に移るというものだ。そのストレスホルモンの分泌が長期にわたると脳がきちんと機能しなくなってしまうという。「不安」は個体にとっての直接の脅威ではなく「かもしれない・・」という脅威で、その結果として個体を守る行動につながっていくという事のようです。このコロナ禍で行動制限もあり不安や緊張が続いていると鬱状態になってしまいがちですが、それは結果として人々の行動制限を促して感染症を拡大させないような自然の行動様式であるという。なかなかおもしろい理屈ではありますが、まさに理にかなった人間の行動であると思います。などなど・・
スマホがあるだけで人は集中力に欠けてしまい、考えることを止めてしまうようです。これはスマホを見ていなくても只そばに置いてあるだけで起きる事のようで、スマホを発明したスティーブジョブスは自身の子どもには14歳になるまでスマホを持たせなかったそうです。
読書も紙に書かれたものと電子書籍では理解力・記憶力に差が出るようです。頭に入るのは紙に書かれた物で、タブレットなどで読んだりメモをとっても脳に定着しにくいようです。また集中力は運動することで増強させることが出来るとも述べています。
ざっとこのような内容ですがおもしろいので是非お読みになる事をお勧め致します。
最近のSNSの「いいね!」には私も疑問を抱いておりまして、飲食やその他の「いいね」やコメントは匿名で作られている物もあるようで、我々見る側の人間のリテラシーが問われる問題であると思っております。
実際の口コミなどは本当に面と向かって言葉で語られたものの方が説得力があり伝わる力もあるものと思います。
最近のデジタル文化の批判も少しだけ・・