週刊文春のゴーデンウイーク合併号に-あなたの地元の「スーパー開業医」-なる特集がありました。東急ストア、サミット、つるや、まつやというスーパーマーケットの様に沢山あるという意味ではありません。普通の開業医とは一寸違うということのようです。いろいろな専門を持つ特徴的な開業医とうことですね。例えば「鼠径ヘルニア」の手術を日帰りで行うクリニックや私の専門である下部消化管疾患でいえば「痔」の手術を日帰りで行うとか、その他乳腺や内視鏡検査、甲状腺疾患等々開業医つまりクリニックで行える高いレベルの治療を提供することの出来るクリニックということです。疾患によっては大きな病院に行くまでもなく専門医の所で大病院と同等あるいはそれ以上の質の高い医療を提供することが出来るものが沢山あるのです。
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私は20年以上前にそれ以前勤務していた社会保険中央総合病院(現東京山手メディカルセンター:大腸肛門病疾患のメッカなのです・・)の大腸肛門病センターで9年ほど勤務し開業ということになりました。その頃は痔疾患の手術でも1週間から2週間の入院は当たり前の時代でした。ところが私の外来にニューヨークで痔の手術をして帰国したばかりの患者さんが術後経過を見てほしいと手術経過や手術記録などをお持ちになお見えになりました。痔の状態は相当のものであったようで、ニューヨークの外科医(もちろんクリニックの開業医)は関連の病院の手術予約を取り、手術当日午前中に輸血を行い全身状態を改善させてから午後に痔核の手術を行ったようでした。その次の外来受診はクリニックに1週間後に来るようにと言われ、それまでの細かな注意を渡されてお終い・・。ということでした。もちろん医療制度や、保険制度などの違いがあり全てが良いとは思いませんでしたが、痔の手術は十分日帰りで対応可能と判断致しました。それ以来、私は病院勤務時代と同じ手術方法を外来で行うようになりました。その当時は殆ど日帰り手術(デイサージェリー)を行うクリニックはなく体制作りも一寸苦労致しましたが、今では痔疾患や鼠径ヘルニア、白内障などなど日帰りで手術を行う施設が沢山出て来ました。そんなことが一寸だけ「スーパー・・」だったのかなと思います。
患者さんの納得のいく質の高い医療をもっと提供できればと思っています。
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