実は私は「鉄ちゃん」でした。
最近時々新聞を賑わしている鉄道ファン、特に「撮り鉄」という鉄道写真をとることを趣味としている人々のことをご存じでしょうか?写真を撮ることを趣味としている人は「撮り鉄」、鉄道に乗ることを趣味としている人は「乗り鉄」といい、鉄道ファンを総称して「鉄ちゃん」というそうです。その他には子供に新幹線などを見せるために集まった母親は「ママ鉄」、女性の鉄道ファンは「鉄子」などとよぶこともあるようです。私が若い頃は「鉄道ファン」「レールファン(rail fan)」ぐらいの呼称であったと思いますが・・。
「鉄ちゃん」というのはちょっと自嘲気味にいう時に使うようです。
さて、先日、いつものように土曜午後の大人の散歩で知人の日本橋の美術展に出かけた時のこと、銀座の天賞堂にちょっと立ち寄ってみました。銀座天賞堂は最近別な事件で有名になったかもしれませんが、「鉄ちゃん」の間ではとても有名なところなんです。天賞堂は時計・貴金属ばかりでなく鉄道模型を作って販売しているのです。私は小学生高学年から中学生にかけ鉄道大好き少年で、HOゲージの鉄道模型を集めておりました。もちろんいろいろと作りもしましたし、中学生時代には運動部以外に鉄道研究会にも所属、時々写真を撮りに東京近郊にカメラをぶら下げて出かけて行ったりもしました。小学生が一人地下鉄丸ノ内線に乗って銀座天賞堂にちょっと見物(お買い物はとても高くてなかなか手がでませんでした・・)なんぞとはちょっとませていましたかねぇ・・・。
とそんな話を当院に来ている先生にお話ししたところ、内科のS先生も天賞堂通いをしておった、いや今でもされているとのこと、S先生は作る方がご趣味のようでSLを少しずつ作っていくのがご趣味とか・・。もう一人私と同じ年の外科のF先生もまさに私と同じ趣味でありました。F先生はいまでもきちんとHOゲージのSLを保管されており、時々走らせたり音を出したり(最近は音もでてライトもつくようです)しているとのこと、結構周りにも「鉄ちゃん」がおりました。私が集めていたのはアメリカのSL・ディーゼル機関車・貨車・列車などで当時はダイキャスト製のSL、貨客車などはプラスチック製でありましたが、天賞堂でしか手に入らない憧れのものなどがたくさんありました。久し振りに見たショーウインドウの中の真鍮製のSLはなんと30万円から40万円近くもするもありました。これは本当に大人の趣味でしか手に入れることができないものですね・・。「鉄ちゃん」もここまでくれば本物です。残念ながら私は眺めるだけにいたしました・・・。
そんなSLを見ているうちに私も昔の思い入れがむらむらと甦ってきて列車の旅がしたくなってきました・・・。カメラを持ってちょっと出かけてこよう・・